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朝香酒厂便函 08年9月号
2008-9-4
                                 稔りの季節を迎えて

 中谷酒造本家のある大和郡山市郊外では早稲(わせ)が黄色く稔っています。色づいた稲穂に囲まれた中に、濃い緑が目立つ幾つかの水田があります。今年から中国に輸入販売を始めました「奈良吟」の原料となる山田錦と呼ばれる品種が植えられた水田です。
 「奈良吟」は、米作りから酒造りまで一貫して中谷酒造本家が行っています。山田錦は原生品種に近いので日照時間に反応して毎年8月末に出穂(しゅっすい)し、稲刈りは毎年10月上旬と決まっています。

 一方、中国では清酒専用の米がありませんので、通常の食用に栽培された品種の中から酒造りに適した米を選んでいます。そろそろ酒造りの季節が近づきましたので、月初めに米の産地を訪れました。
 広大な水田地帯は、初秋の朝の冷え込みで薄く霧がかかります。日が昇るにつれて空気は透明になり、葉の緑と稲穂の黄色が混じり合って、遠目には黄緑の帯が地平線の果てまで続いて見えます。
 今年は雨が多く、涼しい夏でしたから作柄が気になっていましたが、例年並みのようです。稲穂はそろそろ垂れ始めたところです。「稔るほど、頭(こうべ)を垂るる稲穂かな」こんな句を思い出しました。「人は、偉くなればなるほど謙虚な姿勢を示さなければならない」と教えられました。今月中旬から稲刈りが始まります。

 産地では、夕食に川蟹をいただきました。水田を高さ30センチほどのフェンスで囲み、川蟹を養殖しています。川蟹は、稲の根本の雑草や虫を退治してくれますので農薬を撒かずに済みますし、秋には米と共に収穫できるのです。
 直径5センチほどの甲羅を割ると、真ん中に黄色い蟹味噌が詰まっています。吸うと口に甘みと旨味が広がります。「清酒を持ってくれば良かった!」と後悔です。今の時期、そろそろ燗酒が恋しくなりますし、蟹には燗酒が合います。

 天津に戻ると残暑がぶり返しました。中国の料理に飽きた口は、和食を求めます。酢の物をいただきました。「美味しいですね」と私。「タマノイ酢を使っているんですよ」とご主人。「今まで使っていた輸入品より味が円やかですし、偽物がないから安心です」とも教えていただきました。タマノイ酢は、大阪堺の伝統ブランドですが、中谷酒造本家のある大和郡山市で醸造しています。                            この号終わり

(Whenever天津8月号に弊社が紹介されました。ご一読賜れば幸いです。)
                                  喜迎收获季节
    中谷酒造本家的大和郡山市郊外稻穗焦黄,一片金黄色稻穗中有几处还是浓绿色的水田,今年开始从日本进口的“奈良吟”其原料被称为山田锦品种的大米就是产自这些水田。 
   “奈良吟”从其原料大米的种植至酿酒都是由中谷酒造本家直接管理,山田锦近似原生态品种,根据日照时间情况,一般8月抽穗,10月上旬收割。
    
    中国目前没有清酒造酒专用大米,通常在食用大米品种中挑选适合造酒用米的品种,造酒季节临近,月初我们走访了大米的产地。
    初秋的早晨一望无际的稻田笼罩着淡淡的白雾,随着太阳的升起,空气变得透明,水田中、叶的绿色与稻穗的焦黄色相交织,远处望去,黄绿与地平线连在一起。
    今年雨水大,是个凉爽的夏季,起初担心水稻的长势,现在看来与往年一样,长势喜人。稻穗沉甸甸地弯垂着,此时我想起了“越是丰收,稻穗越是低头” ,从中告知我们:人越是成功,越应该表示出谦虚的姿态。下月中旬开始就要收割了。
    在产地,晚饭是河蟹。水田四周被高30厘米篱笆围住,水田中养殖河蟹,河蟹起到抑制杂草、虫类的繁衍,不用喷洒农药。秋天可在收割水稻时也一起收获河蟹。拨开直径5厘米多的蟹壳,满是黄色的蟹黄,吸入口中,真是满口香甜。这时想起“如果带清酒来好了” ,真是有些后悔。此季节是开始享用“热酒”的时候了,热酒+蟹= 享受。
    回到天津马上又感觉到“残暑”的存在,这几天总是吃中餐我一吃和食“啊!好吃!” ,“现在用的可是玉乃井醋呀!” “玉乃井醋是从日本进口来的,味道圆润,且无假货” 店主人自豪地说。玉乃井醋是大阪府琾市的传统名牌,是在中谷酒造本家的大和郡山市酿制的。
                                                                                                    终
(Whenever天津8月号上对我公司进行了报道,敬请一阅)


作者:中谷正人 李恒岐翻译