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朝香酒厂便函2012年06月号
2012-11-1
                         朝香酒蔵便り2012年6月号
                       あさかさかぐらたより
天津中谷酒造有限公司
天津市東麗経済開発区二緯路
TEL.022-2499-1092 FAX.022-2499-3364

              插秧与厂房改造

    华北已迎来了夏季,白天时常出现阵雨。由于住在离工厂较近的郊外宾馆,夜里听到青蛙的鸣叫声。 
梅雨覆盖了从长江流域至日本列岛区域。奈良的中谷酒造6月8日、9日在水田里插秧,期间笔者因滑到还受了伤,好在无大碍。稻秧品种是山田锦,插秧后只撒一次除草剂,再不撒其它农药。插秧时间疏比较大留的比较大,以便阳光照射至其根部,使其扎根比较牢。这样可以收获的稻米,粒型饱满。为保证好酒,大米的米质比大米产量重要得多。此稻米秋季收割,到时此米就酿制【奈良吟】了。
天津用于酿酒的大米是河北省和辽宁省产的大米,这一区域没有梅雨季节,只是在雨水比较多的时候插秧苗。

酿酒已结束的工厂正在为增产而改造厂房,追加1台压榨机,为此同时还需要将灌装机、洗瓶机移至新的地方。原酒的储藏准备在新买的厂房内进行,所以现厂房内的储酒罐的位置,就要增加酿造罐了。
还增加了一台制麴机,制麴室是新盖制的房间,为保证房间内冬季温度在30度以上,房间特加制隔热层与暖气设备。
这些工作都是在保证正常发货基础上进行,车间内太繁忙了。

    笔者时常访问上海,拜访客户。常遇到一些不可思议的景象,即:在料理店的酒架上还仍然大量地摆放着【久保田】【八海山】等。去年3月福岛核电站发生泄漏事故以来,中国政府禁止了包括新泻县在内的10个都县产的食品进口,新泻县所产的这些酒在去年夏天已没有了库存,上海的正式代理商已经不能提供,这种状况一直延续至今。目前流入中国的也就是客人手提进口的数量而已,绝不可能有如此大数量。为此、特询问了店方,据店方讲:是走私品吧。十分遗憾,这其实就是冒称走私品的假冒品。为防止假冒品的伤害,只能是自救与自我防范了。敬请大家留意。
                                         终

 (5月号由于笔者原因休刊了,请原谅)
                       朝香酒蔵便り 2012年6月号
                     あさかさかぐらたより
天津中谷酒造有限公司
天津市東麗経済開発区二緯路
TEL.022-2499-1092 FAX.022-2499-3364

                        田植えと工場の改装

 河北は夏を迎えています。日中は蝉時雨(せみしぐれ)。工場の近く、郊外のホテルに泊まっていますと夜はカエルの鳴き声が聞こえて来ます。

 長江流域から日本列島にかけて梅雨前線が横たわっています。奈良の中谷酒造では、今月8日と9日に田植えを行いました。筆者は滑ってこけて打撲傷。何とか無事に終了です。
 品種は山田錦(やまだにしき)と呼ばれる酒造好適米。農薬は田植え直後に除草剤を一回使うだけの減農薬栽培。疎らに植えて、太陽光を根元にまで当て、根を深く張らせます。これにより充実した粒の米が収穫できます。旨い酒には収量よりも米質が重要です。この米は秋に収穫し、純米吟醸清酒「奈良吟(ならぎん)」に生まれ変わります。
 天津で酒の原料に使う米は、河北省と遼寧省の米です。これらの地域は梅雨がありませんが、比較的雨の多いこの時期に田植えを行います。

 酒造りを終えた工場では、増産の為の改装工事の真っ最中です。
 圧搾機を一台追加。これに併せて瓶詰機や洗瓶機の場所を移転させます。原酒貯蔵は新しく購入した工場で行いますので、貯蔵タンクに替えて醸造タンクを増やしています。
 製麹機も一台追加します。設置する部屋を新設しました。酒造りの冬の間は30℃に保つ必要があり、断熱が行き届いた暖房可能な構造です。
 通常通り瓶詰めと出荷を行う一方、これらの作業を進めていますので工場内は忙しさに満ちています。

  筆者は、頻繁に上海を訪れ、お取引先を訪問します。ちょっと不思議な光景にしばしば驚かされます。と申しますのは、料理店の棚に相変わらず「久保田」や「八海山」が大量に並んでいるのです。
 昨年3月の福島原子力発電所の事故以来、中国政府は新潟県を含む10都県からの食品輸入を禁止しています。新潟県で造られるこれらの酒は、昨年夏に在庫がなくなり、上海の正規代理店は全く供給できない状態が続いています。細々と密輸品やハンドキャリー品が流れているのみです。料理店の方に尋ねますと「密輸品」とのこと。こんなにたくさんの密輸品があろうはずもありません。ほぼ全てが「密輸品」と称した偽物のようです。大変残念なことですが、自衛するしか方法がありません。皆様、ご留意下さい。
                                                          この号終わり
(5月号は、誠に勝手ながら筆者の都合により休ませていただきました)



作者:中谷正人 译 李恒岐